「人権教育のための国連10年」兵庫県推進連絡会

『どんな性の在り方も排除されない園・学校・職場・地域とは？』／田中一歩さん、近藤孝子さん

【講演概要】

　人権教育ひょうごの春季学習会が３月17日、のじぎく会館で開催され約70人が参加しました。

　代表委員の石元清英ひょうご部落解放・人権研究所所長の開会あいさつのあと、「どんな性の在り方も排除されない園・学校・職場・地域とは？」と題し、にじいろi-Ru（アイル）の田中一歩さん、近藤孝子さんによる講演がおこなわれました。

　田中さんと近藤さんは、どんな性でも「自分でいいよ」と子どもたちが思えるように、講演などの活動をおこなっています。 田中さんは、自身がセクシュアルマイノリティとして違和感をもって過ごしていた頃のことや、保育士として働く中で近藤さんと出会い、その違和感を打ち明けた経過などを説明。にじいろi-Ruの活動で出会った子どもたちの言葉を紹介しながら、「自分の当たり前は隣の人にとっては当たり前じゃないかもしれない。その意識と常に向き合っていきたいし、それを考える大人を増やしていきたい」と話しました。

■田中一歩、近藤孝子 （たなか・いっぽ、こんどう・たかこ） ■にじいろi-Ru