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「人権教育のための国連10年」兵庫県推進連絡会

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『新型コロナ差別とハンセン病差別―病で人間関係を断ち切ってはいけない―』/宮前千雅子さん

 新型コロナウイルス感染症感染拡大のなか非常事態宣言が兵庫県にも発出されたため、オンライン配信で開催した。約30人が参加。
 宮前さんは、新型コロナによって「これまであった様々な人権課題がより厳しい状態で見えるようになった」と指摘。そして、かつて大阪にあったハンセン病療養所、外島保養院の歴史や国の隔離施策をたどり「なくすべきなのは『菌』なのに、『患者』を敵にして摘発した」とし、「病の経験を人権尊重社会につなげる教訓にすべき」「ハンセン病問題を学校できちんと学ぶ必要があるのではないか」と話した。
 アンケートでは、「知らなかったことも多く勉強になった」「ハンセン病の課題がもっと社会で共有できていたら,今回もっと違っていたのではないか」といった参加者の感想が寄せられた。


  ■宮前千雅子
(みやまえちかこ)
■関西大学人権問題研究室委嘱研究員

     

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