人権教育ひょうごは8月1日、第23回総会を神戸市教育会館で開催し、54人が参加した。
代表委員の一人である川原芳和兵庫県教職員組合執行委員長のあいさつのあと、経過報告、活動方針、決算・予算、役員案などが提案され、一括で承認された。
記念行事として、「人権意識の現状と人権教育の課題〜兵庫県内で実施された人権意識調査からみえてくるもの」と題して、ひょうご部落解放・人権研究所の石元清英所長が講演した。
石元さんは、2016年から19年までに兵庫県をはじめ県内市町でおこなわれた意識調査を分析し、以前は若い人のほうが人権意識が高かったが、今はそれが見られなくなっている。理不尽なことに黙ってしまう若者が増えているのでは」と指摘。「人権上許せないことを解決・改善できる子どもをつくること。児童・生徒に何を伝えていくのか考える必要がある」と人権教育の大切さを語った。会場からは、新型コロナウイルス感染症をめぐる差別やネットリテラシーの問題など活発な意見・質問が出された。
■講師:石元清英さん ■ひょうご部落解放・人権研究所所長 |
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