「人権教育のための国連10年」兵庫県推進連絡会

「インターネットと部落差別〜差別を支えない一人となるために」／松村元樹さん

　第25回総会を５月28日、ラッセホールで開催し、オンラインと合わせて約50人が参加した。総会後は記念学習会がおこなわれた。
　総会は、森戸卓也代表委員（兵教組中央執行委員長）のあいさつのあと、活動方針や年間計画などが提案され、参加者の承認を受けた。
　学習会では、「インターネットと部落差別〜差別を支えない一人となるために」と題して、松村元樹さん（公益財団法人反差別・人権研究所みえ）が講演した。松村さんは、この間のネットの差別投稿の特徴を説明し、特にマイノリティの人権保障をマジョリティへの差別とみなす「現代的レイシズム」が広がっていることを強調した。また、教育・啓発においては「差別は意識ではなく、構造の問題だと教えていく必要がある」と語った。

■講師：松村元樹さん ■公益財団法人反差別・人権研究所みえ