第26回総会を5月27日、ラッセホールで開催、約60人が参加した。
西村恭介代表委員(兵庫高等学校教職員組合執行委員長)のあいさつの後、活動方針や年間計画などが提案され、参加者の承認を受けた。
記念講演では、「子どもの権利とその実践」と題して曽我智史さん(兵庫県弁護士会子どもの権利委員会副委員長)が講演。曽我さんは、今年4月発足のこども家庭庁や4月施行のこども基本法の概要、そして、基本法の理念の根拠となっている子どもの権利条約についても丁寧に説明、「子どもの権利保障は学校教育の土台である」と話した。曽我さんは社会福祉士の資格も持ち、県内外のいじめ調査第三者委員会の委員、兵庫県の児童相談所のアドバイザーや市町のスクールロイヤーも務め、子どもシェルターも運営している。そうした実践の経験から、子ども自身が意見を表明できること、子どもの声を丁寧に聴きながら問題の解決に導くことの大切さを強調した。
参加者からは「法律と教育現場のつながりをわかりやすく話していただいた」などの意見が寄せられた。
■講師:曽我智史さん ■弁護士、兵庫県弁護士会子どもの権利委員会副委員長 |
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