1日目 | リバティおおさか⇒水平社博物館⇒付近のフィールドワーク |
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2日目 | おおくぼまちづくり館⇒付近のフィールドワーク⇒明日香村 |
【概要】
10月10日・11日、さわやかな秋晴れの中、人権教育ひょうご「大阪・奈良『人権のふるさと』スタディツアー」を開催し、34名の参加者がありました。
初日は『リバティおおさか』と奈良の『水平社博物館』、ニ日目に『おおくぼまちづくり館』と『明日香村』を巡る一泊ニ日の人権の旅でした。
バスから降り立った“水平社発祥の地”は、西光寺を中心に静かなたたずまいを見せていました。歴史の重みを感じると言いますか…。フィールドワークの案内ガイドさんはご高齢ながらしゃきしゃきとした口調と足取りで、人権のふるさとをまわりながら柏原の当時の様子やエピソードを詳しく聞かせてくださいました。
なぜ柏原から全国水平社創立への胎動が起きたのか?それは、「当然、優秀な人材が多くいたこと」、そして「差別と闘い続ける柏原の人びとの生活を支えた豊かな経済力、つまり近代以前から柏原の地で営まれてきた活発な経済活動があったこと」を聞き、人間の尊厳をまもるための厳しい闘いとともに、大きなエネルギーを感じることができました。
二日目「おおくぼまちづくり館」見学後のフィールドワークは、神武天皇陵の拡張整備に伴い、被差別部落がまるごと集団移転させられた旧洞村の跡を参加者みんなで歩きました。かつて日本が「戦争への道」を歩む中で、消された部落、そしてそこにも差別がありました。うっそうとした木々の間にある古井戸や茶碗のかけらは、私たちに忘れてはいけない歴史を教えてくれているようです。
一日目に訪問した「リバティおおさか」(大阪人権博物館)は、日本社会の歴史と文化に根ざした人権問題を総合的に扱っている数少ない人権に関する総合博物館です。今回は、あまり時間がなくて、ゆっくりと見学することができませんでしたが、ぜひもう一度足を運びたいと思います。
▶記念撮影(西光寺) | ▶水平社博物館付近をフィールドワーク |
▶洞部落の共同井戸跡地 | ▶西光寺 |
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