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「人権教育のための国連10年」兵庫県推進連絡会

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スタディツアーin岡山~ハンセン病国立療養所「長島愛生園」と渋染め一揆の跡地をたどるフィールドワーク~

行程 【1日目】後楽園⇒常福寺⇒渋染め一揆資料館⇒八日市河原

【2日目】長島愛生園①歴史館見学②園内フィールドワーク③自治会長のお話⇒備前海の駅⇒閑谷学校

【概要】
 10月24~25日、「スタディツアーin岡山」を開催しました。構成団体、個人賛同者から37人が参加し、1日目は渋染一揆の跡地、2日目はハンセン病国立療養所「長島愛生園」、江戸時代に建てられた岡山藩直営の庶民教育のための学校―閑谷学校を訪ねました。
 「渋染一揆」は、1855年に岡山藩が出した「倹約御触書」の最後の五か条―差別強化に反対し、その撤回を求めて、被差別部落の人々が嘆願・強訴した闘いです。
 岡山県人権教育研究協議会事務局長の野平敏弘さんの案内で、寄合の場となった常福寺や資料館、強訴に向かう人々が集まった河原などを訪れ、力を合わせて差別と闘った人々の様子について詳しく学びました。
 2日目は、国立ハンセン病療養所の「長島愛生園」を訪問。ボランティアの案内で資料館や園内を巡り、入所者自治会の方のお話を聞きました。強制的に療養所に収容された苦しみや、完治しているのに故郷に帰ることができない悲しみ、入所者の多くが家族に偏見と差別が及ぶのを恐れて園内名を使用してきたことなど、根強く残る差別の実態について学習を深めました。
 参加者からは「渋染一揆の強訴の人たちが歩いたコースをたどることで感じるものがあった」「ハンセン病隔離政策が生み出した傷の深さとその中で闘ってこられた方々の思いを強く感じられた」「実際に歩いて、見て、聞いて経験したことが記憶に刻まれた」などの意見が寄せられました。

   
 ▶愛生園にある納骨堂 ▶渋染め一揆資料館
   
 ▶八日市河原 ▶愛生園歴史館前で記念撮影

     

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