「人権教育のための国連10年」兵庫県推進連絡会

人権歴史マップ丹波版スタディツアー

行程	丹波杜氏酒造記念館⇒市原村清兵衛の顕彰碑⇒篠山小学校⇒篠山城跡地⇒曽地河原⇒歩兵70連隊跡地

【概要】
人権教育ひょうごは、2008年10月25日に秋季学習会として、「人権歴史マップ」スタディツアーを篠山市で開催しました。秋晴れの絶好のお天気の中、兵庫県内各地から45人が参加しました。
今回のスタディツアーは、ひょうご部落解放・人権研究所が昨年に発刊した「人権歴史マップ・丹波版」を使い、篠山市内各地に残る人権ゆかりの地を訪ねるもの。
フィールドワークのナビゲータとして、「部落史研究会ささやま」の植村満さん、今井進さんにご協力をいただきました。
フィールドワークでは、丹波杜氏酒造記念館で事前学習をおこなったあと、冬季酒造出稼ぎの恩人といわれる市原村清兵衛の顕彰碑、朝鮮人学校が開かれていた現・篠山小学校、築城に約８万人が動員されたという記録の残る篠山城跡地を見学しました。
その後はバスで移動しながら江戸時代に篠山藩の処刑場が設置された曽地河原、1907年に大阪から篠山へ移動された歩兵第70連隊跡地などを見学。篠山の地でも厳しい差別に抵抗した民衆・先人の闘いの軌跡に参加者はそれぞれに思いを馳せました。
参加者アンケートでは、「昔の人たちの息づかいが聞こえてきそうな気がする」、「人権の視点で民衆の歴史を見直そうと思った」、「当時の人々の誇りを感じることができた」、「こういった企画を続けてほしい」など、数多くの感想を寄せていただくことができました。

▶事前学習会	▶市原村清兵衛の顕彰碑前
▶歩兵第７０連隊跡地